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つかんだ砂は投げつけてやれ
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いやあもう、嬉しくて嬉しくて仕方ないことが起きました。
何事かと言うと、5月22日にハマノヒロチカさんの3rdアルバム「I'm a Songwriter」がタイツキレコードから発売になりました!!(ワーワー!ドンドンパフパフ!)

2ndアルバムから今作まで4年、今回はこの4年はわりとあっという間でした。
日野までWonderful World買いに走ったの、あれもうそんなに前なのかとちょっと驚いたりもしてます。(1stアルバムから2ndアルバムは5年、この調子でいくと次回のアルバムは3年後かな)

タイツキレコードは久米川の太陽と月灯り(通称タイツキ)さんのレーベル。
まだ数えるほどしか行ったことないけど、とても大好きなお店です。
お店の人たちが出演者やお客を大事にしていることがわかる
出演者との信頼関係が見える
だから、タイツキの人たちとレコーディングしてると知った時、めちゃくちゃ嬉しかったです。

2022年5月22日 そんな太陽と月灯りで開催のレコ発パーティーで入手
アルバムのほかNEWグッズの発売、ジャケット原画の展示、マイ・バック・ページのMV上映、ヒロチカレーあり、ライブはどの出演者さんも素敵で本当に嬉しい楽しい時間でした。

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さて
入手から今日まで何回聴いたかな、数えるのはもうやめた
7割くらい深読みで書いた個人的感想文を書き散らしておく

1. はじまりの唄
(2018.5.18 APIA40でのWonderful Worldレコ発ワンマンで初披露)
アルバムの始まりにぴったりだ
ギターのリズムとボーカルだけで始まる導入部分、ギターの音が秒針の音みたいだ。
徐々にピアノの音が入ってどんどんリズミカルになっていって「ここから始めるとしよう」でバンド演奏がどーんと始まったときのはじまった感がすごい。
朝起きてすこしずつ起きてく感じ、準備体操のあと「ほどけた靴紐を結んで」元気よくステップ踏む感じがすごい好きだ。
仙台ハマノヒロチカバンドとの阿吽の呼吸が心地よい。
ゆっくりでも大丈夫だよって言ってくれてる。
背中押してくれてる。ハマノさんのやさしさと強さが見える。

2. Songwriter
(2019.5.4 36°5 カレーワンマンで初披露)
アルバムの表題曲。
ハマノさんソロ活動10周年の年にできた曲。
歌の冒頭では「走ってきた」のが終盤では「歩き出すのです」というところに、うまく言えないけど何かを感じる。
歌うことへの葛藤、決意、感謝、色んな想いが詰まってて
音楽を鳴らし続ける人、場所、音楽を聴く人
音楽を愛するすべての人へ祈りの歌でありラブソング。
初めて聴いたとき、感動してボロボロ泣いてしまった。
だって、一人で歌い始めた頃はライブのたびに胃が痛いと言っていた人が、ご自身の胸をトンと叩いて「 I'm a Songwriter」と歌ってるんだもの。
そしてこの曲を入れたアルバムを作りたいと3rdアルバムを完成させたのだ。
とてつもなく感慨深い。
ハマノさんのピアノをさらに華やかにするらっきょさんのカホンがたまらん。
最後の「ああ I'm a Songwriter」のところのシャラシャラがキラキラしてて、アウトロのピアノとカホンのリズムが心臓の鼓動に聴こえる。

3. こんな僕で良かったら
(2020.5.20 ハマノさん自主企画配信ライブ「こんな僕で良かったら」で初披露
2020.5.27 札幌LOGオムニバスアルバム「まだまだ続くよ~地下牢の唄~」配信リリース)
コロナ禍で世の中が不安で溢れていた時に、音楽に救われた人ってたくさんいると思う。
私もそうだ。
画面の向こうから「一人ぼっちじゃないよ」と言ってくれる存在がとても心強く、やさしく響いた。
東日本大震災のあとに発表された「銀色の街」で「君はどうしてる?暖かくしてる?」と不安な気持ちに手を差し伸べてくれた時と同じ温かさ。

すんごい細かいこと言うと
2020年のリリースでは「張り詰めた気持ちを 今夜 誰かに わかってほしい」だったのが
今回は「張り詰めた気持ちを 今夜 誰か わかってほしい」に変わってる。
些細な違いだけど一文字減っただけで言葉の余韻が深くなってる(歌いやすくしただけかもしれないけど)

4. ヒーロー
(2019.5.4 36°5カレーワンマンで初披露)
これほんと好き
頑張ってる人へのエール
今までにないテイストで最初聴いた時はビックリした。
溢れる四字熟語の洪水と珍しく英語の歌詞、ここすごい好き(辞書引いたり和訳もした)
「バンドでやりたい曲」と言っていただけあって、素晴らしいバンドアレンジ
ベースがまたすんごいな、、、Bメロのベースラインすごい好き
間奏、ハマノさんの転がるピアノ、東京ハマノヒロチカバンド、山さんのハーモニカ、むちゃくちゃにかっこいい。
ハマノさんの歌いかたもロックでかっこいい。
「愛してやれ」が「うぁいしてやれ」になるのは「闘う雄姿を」の「を(wo)」の名残りだろうか。
以前、センチメンタルの「今日も生きてゆくのだ」を「うぃきてゆくのだ」と歌っていた時があって、理由を問うたら「いや、なんとなく面白いかなあと思って」との事で、これもそのような感じなのかと訊ねてみたが違うとの事だった。
発表当初は「明日また頑張ろう」だけだったのがいつからか「明日から頑張ろう」も混ざってて、この使い分けはなんだろうと考える。
兎にも角にもめちゃくちゃ元気出る、大好きな曲。

5. 旭橋
(2018.4.27 ナカノステレオで初披露)
ハマノさんの故郷旭川にある橋
メロディラインがとても美しく聴き入ってしまう曲、ピアノひとつでの演奏が嬉しい。
歌詞に出てくる川もこのような美しく穏やかな流れなのかなと思う。
歌詞の端々が、自分の中にもある捨てたいけど大事にしなきゃいけない感情と重なって胸が痛い。

6. 月と独り言
(2021.2.20 36°5で初披露)
歌詞はすらすら書けたのにタイトルが決まらないとしばらくタイトル未定だった曲
通称「ふしぎちゃん」
軽快なメロディとらっきょさんのカホンが心地よい
恋心で春の木漏れ日の中をランランラブラブ走るイメージだったけど、歌詞をよく見ると、月夜の静寂の中一人きりため息をついてる僕、そもそも春は「来たような気がしてた」だけで「ランニングでもしてみようか」だからまだ走ってなかった
明るい曲調と軽快なリズム、切ない歌詞
裏腹。まさしくふしぎ。恋ってそんな感じかも。
私も乙女だった頃にそういえばそういうことあったような気がする。
聴けば聴くほどわかってきて、わからなくなって、じわじわ面白い

7. クジャクソウ
(2021.9.14 ハマノさん自主企画配信♯9で初披露)
まったく個人的な話なのだけど
この曲の発表が、父親と義弟を亡くしたばかりで、当たり前だと思っていた日常が当たり前じゃなくなってその大切さを痛いほど感じている時だった。
いろんな最後があるけど「君が最後に笑った」のところでどうしても故人の笑顔を思い出す。
やさしい歌い方と、多くを語らない歌詞、穏やかなピアノが思い出回顧を妨げないから、歌詞の中の切なさが自分の心情と重なってとても胸にしみるのだ。
今まで知らなかった花だけど、花屋さんでクジャクソウを見つけて買って帰った。

8. マイ・バック・ページ
(2021.8.17 配信♯8で初披露 ※2020.2.24大創業祭で披露したものをリニューアルした)
大好きな曲。
発表の時点から早々にすっかりハマノさんの代表曲だと思う
過去のハマノさんと今のハマノさんと明日のハマノさんがぎゅっと詰まってて、心の中の宝物を見せてもらった気分。とてもキラキラしている。
コーラスはハマノさんの声かな
ハマノさんのピアノに寄り添って一緒に走ってるバンドの音色

ご本人覚えているかわからないけど、ソロ活動始めてすぐくらいの時に
「自分の音楽を磨いていった先にある景色を見たいと思っていて、応援してくださる皆さんにもそんな景色を見せたい」とおっしゃってた。
どんな景色なのか、それが「あの日大袈裟に描いた青い未来」なのかどうかわからないけど、私は決して大袈裟だと思わないし、描いてる未来に変化があったとしても良いと思う。とにかく「どこまでも歌えるさ」という歌詞がとても嬉しい。

ボブ・ディランのMy Back Pages、真心ブラザーズのマイ・バック・ページ
このオマージュかな
Ah, but I was so much older then
I'm younger than that now.
あの頃の僕より今のほうがずっと若いさ

9. サンゴのかけら
(2021.2.23大創業祭で初披露)
曲の生い立ちが胸熱すぎるんだ。いつまでも大切に聴きたい。
完成前に「これからずっと歌うことになる歌ができそうだ」と話してくださった。
2020年の沖縄ツアーを経て「試練の島」への試練を乗り越えてできた曲。

この年の大創業祭あとのハマノさんのブログで、宮古島は珊瑚が隆起してできた島であること、海の中でゴツゴツと強いサンゴはやがて砕け散って波に洗われて優しい粒になること、その粒が流れ着いてできたのが宮古島の砂浜であること。そんなことを知ったから、しばらくしてから
「いつか声が風となり」以降の歌詞が追加されて
あのサンゴの浜辺のような 優しい音になれるかな」のところで泣きそうになった。
ここにこのアルバムの肝みたいなものを感じる。
ハマノさんの盟友、本夛マキちゃんのコーラスが重なってぐっとくる。
ハマノさんが悔しい思いをした最初の宮古島では一緒に旅をしてて、その旅のあとできた「朝がまた来る」のコーラスもマキちゃんで、、胸がいっぱい。
ピアノの音が、水面を跳ねる波の粒みたい
音で景色が見えるのってすごいなあと思う

10. 古い日記帳
(2017.2.24大創業祭※当時タイトル未定)
まず口から出るのはカッッッッッッコイイ!!!の一言。
ピアノだけの弾き語りでも十二分にカッコイイのにさらにすごいことになってる
バンド演奏生で見てみたい
この曲に鼓舞されたひとはたくさんいると思う。
2016年に「斜陽」を発表してからもうあんまりギラギラするのやめるのかな、なんて思っていたから、2017年、40歳のお誕生日にこの曲を聴いた時にちょっとビックリしたし、わくわくゾクゾクした。
歌詞もメロディもピアノも歌も、ハマノさんのカッコイイが余す所なく詰まった一曲。
古い日記帳

11. 満ち欠ける日々
(2021.10.23BAR pistolワンマンライブで初披露※ 発表時未定だったタイトルは11月に発表)
これもほんとに大好きな曲
凝りに凝りまくったピアノがめちゃくちゃ好きで
断然、ピアノだけで聴きたい曲。
ある時のライブで「再会の歌です」と言って歌っていた。
「こんな夜をまた一緒に笑おう」
私にも、これからも一緒に笑いたい人がたくさんいる。
満ち欠ける日々(ライブ動画)

大変な時代って名曲が生まれるらしいと誰かから聞いたとき、真っ先にこの満ち欠ける日々が頭に浮かんだ。
大変な時代の中で見つめ直す時間が増え、見えてきたもの
大事にしたいもの、自分を大事に思ってくれている人たち
ハマノさんの曲は自分の中の感情や経験や景色とリンクしやすくて、大切なものを思い出させてくれる。
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普段のライブで聴きなれている曲ばかりなのに
何回聴いてもまだ聴きたい
耳から離したくないアルバムです。
ハマノさんのこと知らない人にいきなりアルバム買えとは言わないですが、記事中にリンクした動画をぜひぜひ見てほしいです。

いやはや。
自分でもびっくりするくらい長文になってしまいました。
最後まで読んでくださった方がもしいたら、こんなしょっぱい文章に大切な時間を頂戴してしまってすみません。
ありがとうございました。

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プロフィール
HN:
数字9
性別:
非公開
自己紹介:
神奈川在住。
色んな音楽に出会うことに喜びを感じながら、ゆるゆる生活する日々。…でしたが

2010年10月、夫が「ヘマンジオペリサイトーマ」という脳腫瘍で倒れ、摘出手術に成功したものの、高次脳機能障害と視覚障害のため、リハビリの真っ最中。
がんばってます。

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