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つかんだ砂は投げつけてやれ
今まで食べたレトルトカレーの覚え書きブログ「米をつかんで召し上がれ」を作成しました。

さて
何を隠そう隠していないがカレーが好きだ。

今年は1月1日からなぜか「100日連続カレーを食べてやる!」と、誰にも期待も注目もされていないチャレンジを始め、4月10日で以って誰にも注目も称賛もされないまま100日で138杯という記録を残し、完走した。
100日続けた習慣を変えることができず4月18日現在も記録は更新中だが、もう数えていない。

そんな100日チャレンジ、自分で作ったりもしていたが、レトルトカレーの力も借りた。

もともとレトルトカレーも大好きで、北野エースなどで展開されている「カレーなる本棚」が羨ましくて羨ましくて、家にもレトルトカレー用の棚を設置して常時40食置いてある。

で、Twitterには写真を上げていたのだけど、せっかくだからブログに残していこうかなーと思って、画像フォルダにあったレトルトカレーの写真を一切合切アップローダーに上げてみたら120種類くらいあった。どんなカレーだったか思い出せないものもあるかもな

カテゴリ分けをどうするか悩んだけど、無難に食材別に。
あと、中にはガッカリだったカレーすなわちガッカリーもあって、ガッカリーってカテゴリを作ろうかとも思ったけどやめた
私が変な評価をしてもしも誰かが嫌な気持ちになってはいけない
カレーは人を幸せにするものであって、人を傷つけるものではないのだ

そんなわけで
少しずつコツコツやっていきますので
こちらのブログもカレーブログも生温かく見守ってくださったら幸いです。
よろしくお願い致します。





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カレーに合うお酒探し③

お店のPOPにビター&スパイシーと書いてあったのでカレーに合うかな?と購入。

●八岐の梅酒 古城梅/やまたのうめしゅ ごじろうめ
(和歌山 平和酒造)

ちょっと甘め。
それと、ほのかな苦味。
この苦味がビター&スパイシーと表現されている部分かな
色んな味わいが混在していて面白いけど
独特な感じもするので万人向けではない気もする。
私は好き。

梅風味のチキントマトカレーにしてみた。
以前食べたヒロチカレーの梅しそカレーが美味しくて、何度か真似してみたもののなかなか美味しくできなくて悔しかったんだけど、なんか今日は上手にできた∩^ω^∩

ビターな梅酒と梅カレー、相性良い◎

ちなみにこの平和酒造さんの紀土(きっど)という日本酒がとても美味しいです。
日本酒ビギナーの方でもするする飲めるし
日本酒飲み慣れてる方も唸る旨さ。
2番目に好きなお酒です。

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何を隠そう隠してませんが、酒屋で働いている。
職場のワイン通の子に「カレーに合うお酒ってなんですか」と問われた。
言われてみれば、ワインは食事内容に合わせて選ぶよね・・・
さすがワイン通の発想だ。考えたことなかった。
ビールかな?ビールでしょ?と思うけど、それじゃ普通だ。
「カレーの美味しいライブバーを持ちたい」という夢を叶えるために、「カレーに合うお酒」を模索してみるのは面白そうだ。

てなわけで第一弾。まずはワインから。
前述の子におススメしてもらったのがこれ↓

リンゲンフェルダー(ドイツ・ケヴェルツトラミナー100%・白・辛口)
ケヴェルツトラミナー(ゲヴュルツトラミネール)という品種の葡萄が、フルーティかつスパイシーなんだそうだ。
なるほど、スパイシーにはスパイシーを。

そしてカレーはこれ↓
・エビのトマトカレー
・鶏ひき肉とひよこ豆のブラックカレー
・フォカッチャ(市販)


白ワインなのでエビと鶏肉で2種類のカレーを作った。
エビトマトカレーの酸味と相性良かったと思う。
チキンキーマのほうはブラックカレーが強すぎてワインが負けてしまった。
米とワインの相性が悪いと聞いたのでフォカッチャにした。この選択は正解だと思う。
米に合うワインも探ってみたいなーー。

第二弾は日本酒
もしかしたらラッシーみたいな感じでカレーに合うんじゃないかな、と思い立つ。
庭のうぐいす 鶯印のどぶろく
福岡のお酒です。
アルコール分6%(甘口)
アルコール弱いし甘口だし
甘口の割にはスッキリ飲みやすくてがぶがぶいけちゃうやつ。
うっかり1本飲めそう。

そしてカレーはこれ↓
S&B ネゴンボ33 ラムキーマ&チキンカレー(レトルト)
これは…!!
レトルト独特の嫌味がなくて
ラム肉の甘みとふわふわチキン、
バランス抜群のスパイス
実にむちゃくちゃ私好みであります。星5つです。
どぶろくとカレー、合わないこともないけどこれだ!!という感じでもなく。
ただ、双方とも単独でだいぶ旨い!

で、カレーに合う日本酒ってあるのかなーと検索してみたら、そのコンセプトで「なますて」という日本酒を作った方のお話をみつけ、
それによると、大吟醸だとカレーのスパイスとバッティングしてしまい吟醸香を台無しにしてしまうらしい。
で、どぶろくのような米の旨みを引き出すようにと精米70%のおりがらみに仕上げたとのお話。
私の読みはハズレではなかった・・・!!
なますて、飲んでみたかった。

余談だけど唐辛子のヒリヒリする原因であるカプサイシンは水に溶けないので、水をがぶがぶ飲むのはヒリヒリがおさまるどころか口中に広がってしまい逆効果らしい。
カプサイシンは脂溶性なので、乳製品を摂るとおさまるよ!
カレー屋さんのメニューでラッシーやチャイが定番なのはそういうことななんですなー。

カレーに合うお酒探しの旅はまだまだ続く・・・。

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朝昼晩カレー。
カレーのことを考えない日はなかった。
しかし、「ほぼ毎日カレーを作って食べてる」と言うと、奇異な目で見られる。
「毎日同じもの食べて飽きないの?」
そして「カレーってカロリー高いよね」「体に悪いのではないか」と心配される。
そう。カレーに対する偏見である。
「もしかしたらあなたが思い浮かべてるカレーと私が食べてるカレーはちがうかもしれない」などと言って友達が減る。
カレーへの偏見でもうひとつ腑に落ちないのが「手抜き料理の代名詞」として挙がることだ。
玉ねぎ炒めるだけで1時間かかるのにどこが手抜き料理なの?など言って友達が減る。
カレーを愛するがあまりおれは一匹狼だ。

外食カレーを食べる機会が増え、美味しいカレーと出会い、自分のカレーも最高に美味しい。
一時期は「好きな曲のタイトルと歌詞から思い浮かべてカレーを作る」なんて遊びもした。
当時のレシピを読み返すと、我ながら柔軟な発想力と無理矢理なこじつけ力でカレーを楽しんでいるなあと感心する。
いつしか「カレーの美味しいライブバーを持ちたい」などと夢見るようになり、これは何十年かかるかわからないけど実現したいところでもあり。

そんな美味しい楽しいウキウキのカレーライフに翳りが見えてきた。
自分のカレーが美味しくないのである。
自分カレーへの最初の不満は「美味しいのに、盛り付けの下手さが致命的でマズそうに見える」だった。
ネットで見つけた素敵な盛り付け方を真似してみる。
それと一緒に色んなレシピも真似してみる。
情報ばっかり頭に入れすぎて、「自分のカレー」が揺らいできた。
マズそう、じゃなくてもしかしたらガチでマズいんじゃないのかな・・・。
カレースランプである。

そのスランプから脱出すべく、カレーマイスター講習&試験を受けた。
日本野菜ソムリエ協会がやっている民間の講習であり、資格だ。
カレーマイスターになったからと言って就職に役立つとか、そういうメリットはないらしいが、スパイスの知識が広がったり、カレーの歴史を学ぶのも楽しそうだ。
他の受講者さんとの交流が刺激になるのではないか、とにかくただただ、カレー愛を取り戻したかった。

受講日当日。
25名ほどの参加者。
仙台や静岡、北海道や九州や大阪からも参加者があったようで、全国のカレー好きに注目されている講座なんだなあと思った。

4グループに分かれて受講。
私のグループは、
・自分では作らないけどカレー食べ歩き大好きなおじさん
・旦那さんがインド人の主婦
・レトルトカレー会社勤務、会社の命令で来た主婦
・ご自身の健康のためにスパイスを極めたい主婦
・友達のカレー屋さんを手伝っていて、新しいメニューを開発したい主婦

1限目・カレーコミュニケーション
自己紹介も兼ねて、どうしてカレーが好きなのか、これからどのようにカレーと向き合っていくかを考えたりした。
改めて「あなたにとってカレーとは?」と問われることの難しさ。

2限目・スパイスサイエンス
某食品会社のスパイス部門の方による講義。
実際にスパイスを手に取り、匂いを嗅いだり食べてみたり。
スパイスの歴史や効能を学んだ。
そのあと自分オリジナルのカレー粉を配合したのだけど、あれ、講義の時間配分がうまくいってなかったんじゃないかなあ・・・そこ教えてくれないの?って思った。一番知りたい部分が欠けていた。

昼休み
グループみんなでカレーを食べに行った。

3限目・カレーヒストリー
一番面白かった講義。
講師のスパイシー丸山さんが大変面白く且つわかりやすい。
歴史だけでなくカレーに関する文献、レシピ、お店、とにかくカレーの知識がものすごい。
話術にも長けていて、2時間あっという間だった。
カレーの歴史をもっと掘り下げてみたくなった。

4限目・カレープロデュース
さて、今まで学んできたことを活かして、自分が作ったカレーでパーティーを開きましょう。という企画を練る。
どんなコンセプトでどのようなカレーを作る?
グループで話し合って「見ても楽しい食べても楽しい」「華麗なるカレーパーティー」を考えて発表。
カレーだけではなく、おもてなしの基本みたいなことも学べて、この講義ももっと時間があればいいのにと思った。

試験
試験の内容や合格基準など公開されていないようなので敢えて書かないけど、
各講義きちんと話聞いて、当日配布のテキストをきちんと活用すれば大丈夫。

レポート
受講日から1ヶ月以内に、自分で配合したオリジナルカレー粉を使ったカレーを作り、レシピと写真を提出する。
またはカレーパーティーを開き、その様子の写真とレポートを提出する。


受講日は昨年10月、合否結果は12月末に到着。
無事に合格。
晴れてカレーマイスターになりました。


しかし、正直な感想を書くと
講習は色々と物足りなく・・・これをクリアしただけでカレーマイスターなどという大層な肩書きをもらってはいけない気がする。
神田カレーグランプリで取得できるカレーマイスターのほうがすごいと思う。

総合すると決して満足できるものではなく、誰かに熱心におススメしたい感じではない。
しかし、強く否定もしない。
受講自体はとても楽しかった。
カレー大好きな人たちとひたすらカレーのことばかり話して、カレーのことばかり考えるという貴重な体験ができたと思う。

この肩書きに恥じぬようカレー道を邁進しよう、
これをきっかけに色々と勉強し直そう
そう前向きに考えられたらいいんだけど・・・・

レポート提出にあたり、また自分の未熟さに打ちひしがれる結果となってしまった。
外食カレーも今までは単純に「おいしーい❤︎」と食べていたのに、スパイスは何を使っているんだろう・・・など分析しながら食べるようになってしまい、楽しくない。
実力に伴わない資格など持つべきではないと痛感した。


カレー・・・キミのこと
知れば知るほどわからなくなるんだ。

※それから数ヶ月、またぼちぼちとカレー熱を取り戻し始めたところで、ブログ書こう!と思った次第。


冒頭に挙げたカレーへの偏見をこの世からなくしたい、
そう思って鼻息荒くしていたけど、カレーってもっと自由なものだよね
偏見を持っているのは自分のほうかもしれないな

カレーイズジャスティス

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お気付きの方もいるかもしれないがカレーが好きだ。

私の母が作るカレーはバー●ントの甘口を用いたポークカレーだったので、自分で作るようになってからも母のカレーに倣っていたし、それが世間の常識だと思っていた。
しかし、親方と一緒に暮らし始めた頃、「うわ!なにこの黄色いカレー!?」と驚かれた。
親方の実家はS&Bの中辛派だったのだ。

結婚すると「今まで触れたことのなかった文化」に触れることになり、お互いの今までの生き方やこれからの生き方や意思や好みを尊重しながら新しい家庭の文化を作ってゆくのだけども、どうしても親方家のカレールウを受け入れられなかった。苦くて辛くて苦手だった。
しかし親方は、甘口で真っ黄色のカレーは苦手だと言う。私の母さんのカレーを否定するのか。私たち、カレーの方向性の違いで離れ離れになってしまうのか。そんなのいやだ。
結果、親方にはS&Bを諦めてもらい、私は甘口を諦め、我が家ではバー●ントの中辛が定番になった。肉は両家とも豚肉であったから、そこは大丈夫だった。

余談だが、北海道出身の父親は、横浜に出てきてから初めて、肉の入ったカレーを食べた。
北海道にいた頃は肉じゃなくてチクワだったから、都会ってすげえなハイカラだなと思っていたのだが、のちに、北海道特有の文化だと思っていたチクワカレーは、家庭の事情で肉が入れられなかった代用品だと知って、ちょっとショックだったそうだ。

閑話休題。
そんな無難なカレーが普通だったある日。私のカレーライフを変えるレシピに出会う。
たけだみりこさんの『極楽ゴハン』というレシピ漫画が大好きで、そこに載っていた「中近東風カレー」が、「切って揉んで寝かして煮込む」だけ、という嘘みたいに簡単そうなものだったので試してみた。
※切った玉ネギ・ピーマン・鶏もも肉・にんにく・しょうが
トマト水煮缶・カレー粉・ガラムマサラ・塩・サラダ油を鍋に全部投入して揉み込んだ後、
30分〜一晩寝かせたのち、蓋をしたまま中火で30分くらい煮込んだら出来上がり。

できた。
食べた。

なんじゃこりゃーーーー

お母さん、人は誰しも人生に一度はジーパン刑事になってしまうものなのですね。

・・・・なんじゃああこりゃああああ

今までのカレーに対する概念が覆された。
目から鱗、鱗からジーパン刑事。なんじゃこりゃぁ
程よい酸味、スパイシー、鶏肉ほろほろ、玉ねぎの甘さ、ピーマンのアクセント。
全てが初めての体験。めちゃくちゃ美味しかった。
バー●ント以外のカレーに目覚めた瞬間であった。
ほどなくして、当時好きだった田島みるくさんの漫画でもカレーのレシピが掲載され、それにもチャレンジ。
手羽先とトマトとなんやかんやを煮込んで、隠し味にレトルトのLEE×20を入れると言うやや乱暴なものであったが、「骨つき肉の骨から出る旨味」と「辛いカレー」に目覚めた瞬間であった。
そしてそして、みるく先生のアシスタントおぐちゃんから「ケララカレーうまいよ」と教わる。
「スパイス」に目覚めた瞬間であった。
そこから「手羽先と揚げナスのカレー」が私の定番カレーとなるのだが、子供たちに言わせるとこれが「我が家のオフクロの味」だそうだ。

昔テレビで見た「スパイスの秘密」という番組で得た知識によると
・フレーバー嗜好学習
スパイスの匂いは「美味しかった」という記憶として脳に残り、
その匂いを嗅ぐことによって「美味しかった、また食べたい」と繰り返してしまうのだ。
ご近所から香るカレーの匂いで「うちもカレーにしよう」と思ってしまうのはこのフレーバー嗜好学習によるものだという。
・β-エンドルフィン
「辛味」は味覚ではなく「痛み」である。
その痛みを麻痺させるために分泌されるのがこのβ-エンドルフィンであり「辛い」=「幸せ」と感じさせてしまう脳内麻薬である。

フレーバー嗜好についてはなるほど、と思う。
脳内麻薬については、そうか、辛いのが好きな人はマゾヒストなのか・・・という結論に。知らんけど。

カレー狂発症初期はまだ子供が小さいということもあり、
自宅で自分好みのカレーをたまに作る程度であった。

初めてわざわざ食べに行ったお店のカレーはおそらく、2010年に行った横須賀海軍カレー本舗の「よこすか海軍カレー スペシャルチキン」である。
前後するが、おそらく初めて食べたライブハウスのカレーは2009年、渋谷B.Y.Gのグリーンカレーだ。
追い討ちをかけるようにこの頃、ハマノヒロチカ氏と出会う。
カレーブログ「ステキ伽哩のさんぽはステキ」の情報量の多さ、氏のカレーにかける情熱たるや、足元にも及ばないのである。

カレー熱をこじらせたのはこのあたりからだと思う。
外食といえばカレーばかりになった。
家族の食事とは別メニューで自分用に朝昼晩カレーを作るようになった。
カレーのことをもっと知りたい、と思うようになった・・・。

次回予告「カレーマイスターになった話。」

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プロフィール
HN:
数字9
性別:
非公開
自己紹介:
神奈川在住。
色んな音楽に出会うことに喜びを感じながら、ゆるゆる生活する日々。…でしたが

2010年10月、夫が「ヘマンジオペリサイトーマ」という脳腫瘍で倒れ、摘出手術に成功したものの、高次脳機能障害と視覚障害のため、リハビリの真っ最中。
がんばってます。

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