先日、家の飼い猫が家出する騒動がありました。
無事に保護することができたので、顛末を記しておこうと思います。

ご心配くださった皆様、励ましやお見舞いの言葉をかけてくださった皆様、気にかけてくださった皆様、捜索手伝ってくださった方々、ポスティング手伝うと申し出てくださった方々、あと、このブログは見ないと思うけど御尽力くださったペットレスキュー様、ご協力くださったご近所の皆々様、職場のみんな
本当に、本当に、ありがとうございました。

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2019年の夏から猫と暮らしている

名前はキーマ（オス）とクミン（メス）

当時、親方の両親が要介護になり、猫大好きな二人が少しでも元気になればと考え
知人の紹介で生後2ヶ月くらいの保護猫を譲り受けた。
両親には最後までまったく懐かなかったが、大切な家族である。

思い出話を挙げるとキリがないので本題に入るが、先日、その大切な家族であるクミンが家出してしまった。

⚫︎失踪状況
7月13日(木)夕方、親方が雨戸を閉める際に脱走したと思われる（本人からの説明不可、諸々の状況からの推測）
私は仕事に出ていて、異変に気付いた長男から報せが届く（20時頃）
21時帰宅、家の周りや近隣を捜索開始。玄関前に餌と水とトイレ設置。
家の中も隅々まで探す。

14(金)
ご近所への周知、警察、区役所、動物愛護センターへ届け出、チラシ作成（近隣へ貼り出し）
朝昼晩捜索するが手掛かりなし

◉ 15日(土)ペットレスキューに依頼
ホームページから電話かける→折り返し電話もらう→SMSで見積もり→内容に同意、依頼に進む場合は必要事項をメール送信→以降担当者さんとSMSでやり取り

※当初、一番早くて20日夜と言われたがどうしても仕事が休めず、相談してみると「他の依頼との合間に短時間ならお伺いできるかも」との事。

16(日)
朝出勤前と夜捜索
※家のすぐ近くに廃屋発見（高さ2メートルくらいの雑草が生い茂ってて、踏み入る勇気なし）

17(月)
朝出勤前に捜索
※レスキューさん作成のチラシ2,000枚届く

◉ペットレスキュー
（初回17時〜19時）
・現場検証
・チラシのポスティングと聞き込み、怪しい箇所をマーク
・夜は餌とカメラ設置
↪︎毎朝カメラチェック、もしもクミンが映ってたら次の作戦に移る
・ペット情報アプリ「ドコノコ」登録

※ プリントした住宅地図を元に動く
↪︎ポスティング済みの家、野良猫目撃情報、気になる点をメモしていく
※猫が好みそうな植え込みや庭や物置等たくさんあり、まだ近くにいると思う、大きな通りは越えてないと思うとの推察。
※ポスティング範囲を広げながらとにかく目撃情報を待つ
※日々の捜索も継続
※前述の廃屋は猫が潜むにはレベルが高い（レベルの高い廃屋…笑）
猫よりもっと大きな野生動物…ハクビシンやタヌキがいそうとの事
※長期戦になる覚悟

18(火)
早朝
設置した餌とカメラ回収（家の敷地内に2箇所設置）
※19時と0時半と4時半、山盛りの餌をモリモリ食べる他猫の様子が映る（全部同じ猫）

朝
・マークしてもらった怪しい箇所を捜索しに行く
・郵便局とクロネコ営業所と動物病院3軒と美容院1軒にチラシ配る

※昼過ぎから体調崩す。
横になっているところへ、今夜から作業に入れます！！と連絡
希望に胸躍り途端に元気になり、カレーを作る

◉ペットレスキュー（2回め）
・19時到着、明るいうちにポスティング
・19時40分頃、捜索開始
※私は体調が悪く家で待機

・20時40分
クミン発見の知らせ
※キャリーバック、ちゅーる、カリカリ、お気に入りのおもちゃを持って長男と一緒に現場へ
※いつも見廻っていた公園の更に先の、行ったことのない住宅街

・20時45分
現場到着
レスキューさんがジェスチャーで「止まって」と制止。電話で指示を受ける。

車の下にいるので、姿勢を低くくし、優しく名前を呼びながら少しずつ近付いてください

しゃがみながら前進
クミン と呼ぶ
小さな声でニャーと返事

逃げないですね、
そのままその調子で近付いてください

クミン、呼ぶたびに返事あり
私の事を認識したのか、次第に声が大きくなる

もうちょっと行っても大丈夫
ゆっくりどんどん近付いてください
手からちゅーるあげてみてください

車の下から出てきた
ちゅーる舐めた
今すぐ抱きしめたいが、焦らずじっくり待つ

半分くらい食べたところで、よし！と抱っこ
キャリーバックに入れる、一瞬逃げる、長男が取り押さえる、3人がかりでキャリーバックに押し込む

21時
保護成功、帰宅
見たところ外傷なし
すごい勢いでごはん食べる
※念のため一晩、キーマとは別室に隔離
※20日に受診、異常なし

翌日〜クローズ作業〜
・届出した各所へ電話連絡
・チラシを配った各所を訪問 または電話連絡
・ドコノコ（アプリ）に報告
・貼り出した自作チラシに「見つかりました」の掲示→21日早朝全て回収

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この度、いろんな方からお薦めいただいたペットレスキュー（ペット探偵）に依頼しました。

迷子猫さがし| 藤原博史　ペットレスキュー・ペット探偵　
https://www.rescue-pet.com/


正直な話、信用度がわからなくて少し迷ったのですが、一番最初に折り返し電話くださった代表の藤原さんが好印象で、改めてホームページも熟読し決断しました。依頼してよかったです。

依頼から作業開始まで少し日にちが空いてしまったけど、その間SMSで親身なアドバイスと励ましも頂戴して、クミンに絶対会える予感が確固たるものになりました。

毎日の捜索は途方もなくどうしようもなく、次第にどうしたらいいのかわからなくなり、小さな物音が全部クミンの声に聞こえたり、そんなところに入れないだろうと言うような小さな引き出しを開けたり茶筒や掃除機のホースを覗いたり、そんな所にはいないだろうと言うような鍋敷きの下まで見てみたりして

そんな状態だったものだから、担当さんからの一言一言がとても励みになりました。

1日目の検証2時間と、翌日の作業2時間での保護。

1日目の見廻りではまだ近隣にいるとの検証だったのが、仕掛けたカメラの結果ボス猫に追い出された可能性がある…と範囲を広げて探したところ、私には思いもよらない場所でみつかり（公園を越えていくとは思わなかった）その推察力ははまさに神業でした。
自力では探せなかったと思います。

また、ご近所の皆さまも温かく、
捜索中にかけていただいたお言葉の数々、決して忘れません。
良い町に住んでるなあとしみじみ実感しました。

Twitterでのみ、日々の様子を書いていましたが、びっくりするくらいたくさんの皆様からお言葉やいいねを頂戴しました。
※近所や職場にアカウントバレる可能性を考えて、鍵をかけました。
たくさんの人にご心配かけてしまいました。

今回のことで人の温かさに触れまくり、大切なものをたくさん得た気がします。
重ね重ねになりますが
皆様本当にありがとうございました。

[9回]