つかんだ砂は投げつけてやれ
【数字家パイナップル事件】
昔、実家で起きた騒動を記しておく。
1998年12月29日
家族みんなで実家に集まり、母の50歳の誕生日パーティをしていた。
参加者は、父、母、兄、妹、妹の夫、甥っ子(生後2か月)、私(あちゃ子)、長男T(1歳10か月)
母の健康を願い、幼い長男Tと甥っ子の成長を喜び、年末なので1年を振り返ったり、来年のことを語り合ったりしていた。
宴も最高潮になった頃合いで、父が言った。
「よし!みんなでパイナップルを食べよう!あちゃ子、ちょっと切ってこい。」
実家に着いた時からちょっと気になっていた。
仏壇に鎮座していた、丸ごと1個のパイナップル
・・・2ヶ月くらい前に来た時もあったよな
そのパイナップルを手渡された。
・・・うん、明らかにやばい
父にその旨を伝えると、
「そんなわけあるか!これくらいが食べ頃なんだ!!」と言い張る。
「みんなが集まった時にみんなで食べようと思って取っておいたんだ!いいからさっさと切ってこい!」
仕方ないからとりあえず切ってみる。
見た目もにおいももはや食べ物のモノではない
やはり腐ってるよな・・・
他の家族にも見てもらう
皆「お父さんこれはやばいよ」と言ってくれた。
「みんなのために用意してくれたのに残念だけど、ちょっとやめたほうがいいと思うな」
父の気持ちを汲みながら、やさしくやさしく。
しかし父は引き下がらない。
「オイオイ!誰もわかんねえのか!?パイナップルはこのくらいがうまいんだ!」
「みんなのために買ったのにどうして誰も食わねえんだ・・・ほれ、T、食べてみ!うまいぞ!」
腐ったパイナップルを長男の口元へ持っていこうとするので、それまでのやさしくやさしくモードがオフになり、子を守るために闘う母親モードになってしまった。
「ちょっとやめてっっっ!!
そのパイナップル腐ってるからっ!!!!」
「なにをっ!!お前は俺がみんなのために用意したパイナップルにケチをつけるのか!!」
「ケチつけるとかそんなんじゃなくて!!腐ってるからっ!明らかにっっっ!!」
「そうかあ?Tは食べたがってるぞ。ほれ、うまいぞ」
いつまでも俺のパイナップルは大丈夫だと言い張る父に、「じゃあお父さん一人で食べなさいよ!!!」などキレる私。
「あちゃ子、ちょっと言い方キツいよ・・・」
兄が仲裁に入ってくれた。
この一言で兄が味方についた!と思ったのか
父の中の「かわいそうな俺」スイッチが入った。
「みんなのためにパイナップルを用意したのにあちゃ子に叱られてるかわいそうな俺」になってしまったのだ。
みんなのためにパイナップルを用意した俺。
俺が用意したパイナップル。
かわいそうな俺と俺のパイナップル。
「せっかく用意したパイナップルを腐ってるだのなんだの・・・パイナップルはこのくらいがうまいんだよ・・・なのにあちゃ子は・・・」
いつまでもグチグチ言う父に、今度は兄がキレてしまった
「あー!もうっ!はいはいはいはいっ!!!わっかりましたよ!!!この、、、パイナップル博士っ!!!」・・・小学生みたいな煽りである
「なんだとっ!!??もう一度言ってみろ!!」
「あー、はいはいはい!!パイナップル博士!!」
「もうやめて・・・・」泣き出す母。
ハッとした
そうだ、今日はお母さんの誕生日・・・
くだらない喧嘩をして良い日ではない。
「知るか!」外に飛び出す父。
「俺が行くわ」出ていく妹の夫。
しばらくして、妹の夫だけ戻ってきた。
「あちゃ子」と一言だけ言い、親指でドアの外を指差す。
外に出るあちゃ子
父は一人ぼんやり夜空を見ながら煙草を吸っていた
その横に並ぶ
私「お父さんごめん」
父「ごめんな、あちゃ子」
私「お母さんの誕生日なのに」
父「お母さん、歳取ったな」
私「お父さんもだよ」
20年以上前のお話。
昔、実家で起きた騒動を記しておく。
1998年12月29日
家族みんなで実家に集まり、母の50歳の誕生日パーティをしていた。
参加者は、父、母、兄、妹、妹の夫、甥っ子(生後2か月)、私(あちゃ子)、長男T(1歳10か月)
母の健康を願い、幼い長男Tと甥っ子の成長を喜び、年末なので1年を振り返ったり、来年のことを語り合ったりしていた。
宴も最高潮になった頃合いで、父が言った。
「よし!みんなでパイナップルを食べよう!あちゃ子、ちょっと切ってこい。」
実家に着いた時からちょっと気になっていた。
仏壇に鎮座していた、丸ごと1個のパイナップル
・・・2ヶ月くらい前に来た時もあったよな
そのパイナップルを手渡された。
・・・うん、明らかにやばい
父にその旨を伝えると、
「そんなわけあるか!これくらいが食べ頃なんだ!!」と言い張る。
「みんなが集まった時にみんなで食べようと思って取っておいたんだ!いいからさっさと切ってこい!」
仕方ないからとりあえず切ってみる。
見た目もにおいももはや食べ物のモノではない
やはり腐ってるよな・・・
他の家族にも見てもらう
皆「お父さんこれはやばいよ」と言ってくれた。
「みんなのために用意してくれたのに残念だけど、ちょっとやめたほうがいいと思うな」
父の気持ちを汲みながら、やさしくやさしく。
しかし父は引き下がらない。
「オイオイ!誰もわかんねえのか!?パイナップルはこのくらいがうまいんだ!」
「みんなのために買ったのにどうして誰も食わねえんだ・・・ほれ、T、食べてみ!うまいぞ!」
腐ったパイナップルを長男の口元へ持っていこうとするので、それまでのやさしくやさしくモードがオフになり、子を守るために闘う母親モードになってしまった。
「ちょっとやめてっっっ!!
そのパイナップル腐ってるからっ!!!!」
「なにをっ!!お前は俺がみんなのために用意したパイナップルにケチをつけるのか!!」
「ケチつけるとかそんなんじゃなくて!!腐ってるからっ!明らかにっっっ!!」
「そうかあ?Tは食べたがってるぞ。ほれ、うまいぞ」
いつまでも俺のパイナップルは大丈夫だと言い張る父に、「じゃあお父さん一人で食べなさいよ!!!」などキレる私。
「あちゃ子、ちょっと言い方キツいよ・・・」
兄が仲裁に入ってくれた。
この一言で兄が味方についた!と思ったのか
父の中の「かわいそうな俺」スイッチが入った。
「みんなのためにパイナップルを用意したのにあちゃ子に叱られてるかわいそうな俺」になってしまったのだ。
みんなのためにパイナップルを用意した俺。
俺が用意したパイナップル。
かわいそうな俺と俺のパイナップル。
「せっかく用意したパイナップルを腐ってるだのなんだの・・・パイナップルはこのくらいがうまいんだよ・・・なのにあちゃ子は・・・」
いつまでもグチグチ言う父に、今度は兄がキレてしまった
「あー!もうっ!はいはいはいはいっ!!!わっかりましたよ!!!この、、、パイナップル博士っ!!!」・・・小学生みたいな煽りである
「なんだとっ!!??もう一度言ってみろ!!」
「あー、はいはいはい!!パイナップル博士!!」
「もうやめて・・・・」泣き出す母。
ハッとした
そうだ、今日はお母さんの誕生日・・・
くだらない喧嘩をして良い日ではない。
「知るか!」外に飛び出す父。
「俺が行くわ」出ていく妹の夫。
しばらくして、妹の夫だけ戻ってきた。
「あちゃ子」と一言だけ言い、親指でドアの外を指差す。
外に出るあちゃ子
父は一人ぼんやり夜空を見ながら煙草を吸っていた
その横に並ぶ
私「お父さんごめん」
父「ごめんな、あちゃ子」
私「お母さんの誕生日なのに」
父「お母さん、歳取ったな」
私「お父さんもだよ」
20年以上前のお話。
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プロフィール
HN:
数字9
性別:
非公開
自己紹介:
神奈川在住。
色んな音楽に出会うことに喜びを感じながら、ゆるゆる生活する日々。…でしたが
2010年10月、夫が「ヘマンジオペリサイトーマ」という脳腫瘍で倒れ、摘出手術に成功したものの、高次脳機能障害と視覚障害のため、リハビリの真っ最中。
がんばってます。
色んな音楽に出会うことに喜びを感じながら、ゆるゆる生活する日々。…でしたが
2010年10月、夫が「ヘマンジオペリサイトーマ」という脳腫瘍で倒れ、摘出手術に成功したものの、高次脳機能障害と視覚障害のため、リハビリの真っ最中。
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