忍者ブログ
つかんだ砂は投げつけてやれ
[1]  [2]  [3]  [4
2年前の10月1日は、親方が倒れた日。
その1週間前の9月25日、2年前の今日は、親方と最後のデート(?)をした日でありますw

なんだか突然、実家の母が「子供達預かるから、たまには二人で出掛けておいで」と声をかけてくれて、何年ぶりかで夫婦二人きりの夜。
買い物とか映画とかライブとかご飯とか…私の提案全部却下されて(親方は出不精)、「私が奢るから」と言って、ようやく、近所の居酒屋に連れ出した…。

当時の日記を見ると、
せっかくのデートなのに居酒屋なことを嘆いていて、
親方が仕事用ニッカポッカにわざわざ着替えたこと、「そのカッコで行くの?」と言ったら「わかったよ、着替えるよ!」って、新品の寅壱のニッカに着替えたことを怒っているw

いま思い返すと、実に親方らしいなあ〜とほほえましく思う。

もうすぐ2年。
まだまだ、上手に生きる方法を探しているところ。
答えなんか全然見つからない。
でも、2年前には見えなかったことがちょっとは見えてきたかな。

腫瘍(ヘマンジオペリサイトーマ)の再発も、いまのところ無いように思う。
([思う」というのは、定期的に脳外科を受診しているけど、毎回詳しい検査をしているわけではないし、親方の体調もすこぶる良いから)

障害と向き合うことが、現在の最大の課題。
私の不調でずっと延期になっていたリハビリ通院も、そろそろ開始の見込み。

こないだふと、色んなことを考えて、考えて、考え込んで、自問自答して、頭ん中ごちゃごちゃになって、泣いてしまったりもしたんだけど…

はたして、親方やトモやマサは今、悲しい生活をしているだろうか?
考えてみたら、みんなぜんぜん、悲しい思いなんかしてないよな…
むしろ、親子の仲は良くなった(いやマジで)
親方に「いましあわせかい?」と問うたら「しあわせだぁ!」と即答だった。

そうか。
なら大丈夫だ。

夫婦の形も、愛の姿も色々だから
親方の手があたたかいから、これからも手をつなぐよ。


蛇足。
もうちょっと生活が落ち着いたら、
9月25日はデートの日にしよう。

拍手[14回]

PR
アロハも着れなくなっちゃった。

毎回毎回、ご無沙汰していますがすみません。
親方も私もそこそこ元気です。

ブログをさぼっているあいだに、
トモに彼女ができましたw ひゅー♪

さて

親方ですが、
視野狭窄での申請が認められて、身体障害者手帳を取得しました。
1種2級。
色んなサービスや免除があるので、
上手に利用して、活動の幅を広げて、より豊かな人生を過ごせたらいいなあと思います。



拍手[0回]

6/16 体力測定
握力13,5kg 5m歩行9秒 サイドスラップ14歩
7/7 体重測定 87,7kg(身長は180cm)
7/12 造影剤を使ったMRI(検査結果は19日受診)

…体重がやばいことになってる。運動せねば。
暑すぎてあまり外に出られないので、主に、家の中でストレッチなど。

私がいる時は声をかけてあれこれ動いてもらうけど、
いない時は、ぼんやりテレビを見ているか、寝ているか…って過ごし方らしい。
自発的に色々やるようになってほしいなあ。

※一部修正しました。
5mを50mって書いてたよ…
50m9秒だったら、めちゃめちゃ元気じゃないかー
いやはや…
ご指摘ありがとうございましたー!

拍手[0回]

高次脳機能障害の患者の、家族の交流会に行ってきました。

ひとくちに高次脳機能障害といっても、症状はほんとうにさまざまで…
皆さんのほほえましいエピソードやら、家族の苦労の吐露やら。
聞いたり、聞いてもらったりしているうちに、ちょっと元気になった。
同じ苦労をしている者同士だからこそ、話せる事。わかってもらえること。

「夫が高次脳になって14年目です。」という方もいらっしゃって、「そうか、治る障害ではないんだ。」とあらためて実感もして、ちょっと気が引き締まったりも。

で、4月に退院する時に「病院のリハビリでできる事はここまでです。伸びる部分はもうないと思います。これからは、普段の生活がリハビリになります。」と言われたので、これ以上、病院に行っても無駄なんだなと思っていたんだけど…

別の病院で、また更にリハビリさせてもらえるかもしれない!

病院のスタッフの方が交流会に来ていて、色々と話をきいてもらった。
退院時に言われた事を言ったら、「なんて不親切な病院なんでしょう」とビックリされた。

障害は治らないけど、上手に生活できる方法を一緒に考えてくれるって。

とりあえず今一番困っている事。
立ち上がり方を覚えられない事、トイレの場所を覚えられない事。
まずはそこから改善できるように、本人と家族をサポートします。って。
そうか…
私は一生、親方のトイレ案内人という十字架を背負うのかと思っていたが、そうじゃないかもしれない。
そして、何らかの形で社会復帰させたい…という目標も聞いてもらった。
本当に長~い長~い目で見て、いつか、何かの職につけるかもしれない。

障害者用のスポーツセンターも隣接していて、なにやら良さげです。
通院はまた大変かもしれないけど、

そこになにか見えるならば…

頑張るよーーーー。

拍手[0回]

親方が倒れて、色んな人に
「何か前兆はなかったの?」って訊かれるのが苦痛だった。

訊くほうは初めての質問かもしれないけど、
会う人会う人に同じ事を訊かれると
そんなつもりはないとは思うけど、

「気付いてあげられなかったの?」って責められているようで苦しかったな。

どうして気付かなかったのかなって自分を責めた時期もあったから。

そういえばあの症状はそうだったのかも
思い返してみればあれは前兆だったのかもしれないって
思い当たることはたくさんあるけど、大病に結びつけて考えることは難しいと思う。

健康診断は毎年受けていたけど、脳の病気までは発見できないのです。




拍手[0回]

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[02/26 あちゃどん]
[02/26 Puni2powan]
[12/30 あちゃどん]
[12/30 Puni2powan]
[03/06 にああ]
最新TB
プロフィール
HN:
数字9
性別:
非公開
自己紹介:
神奈川在住。
色んな音楽に出会うことに喜びを感じながら、ゆるゆる生活する日々。…でしたが

2010年10月、夫が「ヘマンジオペリサイトーマ」という脳腫瘍で倒れ、摘出手術に成功したものの、高次脳機能障害と視覚障害のため、リハビリの真っ最中。
がんばってます。

バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
Copyright © / “ひつじ”created by pandacompany
忍者ブログ [PR]