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つかんだ砂は投げつけてやれ
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2010年10月に親方を襲ったヘマンジオペリサイトーマという腫瘍は10年後の再発が90%、
脳外科の主治医は、腰や足に転移した例を診たと言う。

2020年8月頃から
腰や足の付け根の痛みを訴えていた。
施設を休みたいと言う日もあり、休みたいなんて滅多にない事で胸騒ぎがした。

毎年3月に脳外科の定期検診でMRI検査を受けている。
今年も、再発も悪化もなしと言われてホッとしたばかりなのだが、また受診した。

主治医は不在だったが再発の心配を話してMRIを撮ってもらう。
3月と同じ結果だった。
そのままこの病院の整形外科で診てもらえないか訊いたが、別の科なので新患扱いとなり今日の新患受付は終わってしまったと断られた。

その足で近所の整形外科へ
初めて行く病院。先生を見てびっくりした。
4年前に次男の膝を手術してくださった主治医だった。
信頼できるK先生との再会に奇跡を感じた。

レントゲンの結果、特に異常は見つからず痛み止めを処方してもらう。
痛みが治まらなかったらまた来るように。

薬が効いて元気になった!
施設も行くようになった!
さすがK先生だ!
定期的に通院した。

10月半ば
なかなかスッキリと良くはならないねーなど思いながら、いつも通り診察を受ける。
帰り際、受付の看護師さんに
「別の先生の時に一度診てもらったほうがいいかも」と提案される。
「K先生はなかなか検査をやりたがらないんですよ・・・
坐骨のMRIが必要だと思うんだけどな・・・」

言われた瞬間は、何を言うかK先生は次男の膝を治してくれた人だぞ すごいんだぞと思ったのだけど、自分の中で無意識に遠ざけていたモヤモヤした感覚が具体的な形になり始めた。

しかし、おばあさんの入院や退院後のあれこれで親方のことをするタイミングが遅くなってしまった・・・

11月頃から急に歩き方が変化した。
今まで両足とも大差ない摺り足だった(目が見えないから開頭手術後からずっと)のが、右足だけを大きく引き摺るようになった。

いつもと違う病院を受診した。
実はここは次男の怪我でテキトーな処置を受けたことがあり、私の中でヤブ医者だと思っている病院だが、この日はなんとなくここに足が向かった。

「これは坐骨があやしいな」すぐさまMRIを撮ってくれた。

結果、右坐骨に腫瘍を発見、現在に至る。

⚫︎脳外科の定期検診で異常なしと言われて安心していた。脳外科では頭の中しか見ない。
確かに脳外科的には異常なかった。

⚫︎K先生を過度に信頼していた。
次男に話すと「K先生は膝専門の先生だから」と。・・・そうか。

⚫︎ヤブ医者だと思い込んでいた病院で名医に出会った。
K先生の例もあるように、整形外科の中でも専門外の分野だと、明後日な方向の診断をしてしまうのだろう・・・

色んな思い込みが重なって発見が遅くなってしまった。
親方には長いことつらい思いをさせてしまった。

腰や足に転移すると聞いていたのだから、脳外科と連携の取れる整形外科を把握しておくべきだった。症例が少ないから「ヘマンジオペリサイトーマの再発かもしれない」と言ってすぐにピンときて「ああ!そうか!!ヘマンジオペリサイトーマか!!」と言ってくれるお医者さんはあまりいないかも、と思う。

自分はなんの知識も持ち合わせていないから、起こったことをただただ記録しておくしかできなくて、誰かの役に立つよりむしろ不安を煽ったりしないかと心配でもありますが
またちょっとずつ、時間のある時に書いていきたいと思います。

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プロフィール
HN:
数字9
性別:
非公開
自己紹介:
神奈川在住。
色んな音楽に出会うことに喜びを感じながら、ゆるゆる生活する日々。…でしたが

2010年10月、夫が「ヘマンジオペリサイトーマ」という脳腫瘍で倒れ、摘出手術に成功したものの、高次脳機能障害と視覚障害のため、リハビリの真っ最中。
がんばってます。

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